さあ日本は8月。ワールドカップも終わり暑い中甲子園がはじまった。
弊店は脚立に腰かけた冷房の下でブログを更新する。
ガコ農園

Huye mountain coffeeウォッシングステーション兼事務所
昨日滞在したホテルから車で程々の距離にフイエマウンテンコーヒー事務所と同社ウォッシングステーションがある。写真が悪く申し訳ないが、建物上に自転車がぶらさげられている。これは生産者方が豆を運ぶ際に大きな豆袋を紐でしばり山の中を移動する生産側の過酷さを忘れないためであり創業当時から同社の信念の一つとされている。フイエマウンテンコーヒー社のロゴにも同様に自転車が描かれている。

ガコ農園は同社が所有する自社農園でありウォッシングステーションの真裏に位置する。生産から加工処理、製品化までを一手に行える強みを持つ。ガコ農園では一般の方にも対象の見学ツアーを開催しており英語話者であればどなたでも生産加工を見学可能。この日は昨年同様エリック氏がアテンドする。生産や収穫後処理の知識が非常に豊富。そして英語力も高い。



内容はこれまでブログで紹介した生産についてと大きく変わらないため割愛する。園内入口に立つ看板にコーヒーの伝播についてのイラスト、低地から高地までに生えた木や流れる雨から守る土壌整備。他の産地と決定的に違うのは整列された木々である。まさしく教科書のような管理精度でありコーヒーをどのように栽培することが理想なのか目でみて実感できる。
完熟した赤い実を次々とちぎっていく。ルワンダの女性は背が高く170前後が平均的な印象でそれより高い枝は手で引っ張り体に寄せる。手前の女性の腕の傷は木々を移動したり収穫時にすれてついたものだと想像がつく。どの現場も帽子を被っている方が多い。
園内で軽い休憩。現地ではコーヒーを嗜む習慣が少なく多くの方はお茶で一服する。ここではそんなルワンダで伝統的なコーヒーの焙煎を経験。大きな窯でコーヒーを煎りすぐさま冷ます。現地のなんの調理にも使うごますりで豆をすりつぶしコーヒーを頂く。煎る、冷ます、砕く、ひとつひとつの手作業が難しい。山道で口にするものはなんだって一苦労で美味しい。
ニランココ・ロック
山道終盤、二ランココ・ロック(Nyirankoko)と呼ばれる開けた岩場がある。14世紀、ルワンダ王国初代キゲリⅠ世時代、隣国ブルンジ王国と争っていたときのこと。ブルンジ軍との紛争が激しさを増し攻め込まれていたとき一人の女性、ニラルテンゲ(Nyirarutenge)が飼っていたニワトリの鳴き声を真似てブルンジ軍による奇襲を自軍に知らせ撃退した逸話が残る。ニラルテンゲはこの後報復により殺害されてしまうが、キゲリⅠ世はその功績を称えその岩場周辺を二ランココ(ニワトリの母)と命名した。その伝説後歴代の王たちの軍事会議では二ランココで行われ重要な願掛けのような地になった。尚キゲリⅠ世は現在の首都キガリの名の元である。
歴史の地だが特に看板などもなく山道の岩場である

二ランココをすぐ登った開けた場にフイエマウンテンコーヒーのロゴが入ったツボとコーヒーの木が鎮座する。ロゴの自転車は先ほどの説明のとおりで、裏にはsaving for futureと書かれている。生産者方の生活と共にある同社のスローガンのひとつである。同社は生産者さん方や従業員むけの資金管理や生活保障支援をしているとのことである。
ただでさえ低い自分の英語力がより衰えていることを嘆きながらウォッシングステーションへ山をおりる。